オンライン相談会 4
2020年08月07日
8/6(木)20:00〜 オンライン相談会を行いました。
今回のお客様は、前回ご利用していただいた介護老人保健施設に勤務する作業療法士。
2回目のご利用です。
今回は事前に歩行の動画(3人分)を送っていただいて(患者様の同意を得て撮影)、それらについてディスカッションをしました。
お客様曰く、
『学生の頃は歩行分析に関する授業が少なかった。就職してからは歩行は理学療法士の専門分野と決めつけていたので歩行には関心がなかったが、転職して施設業務に関わる中で在宅復帰率に主眼をおかなければならなくなっている。自宅に帰れない理由に歩行に不安感がある方が多い(通所サービス利用時、歩行が求められる、施設のように平地ばかりではない、等々)ということが挙げられた。そのため歩行でどこが問題なのかをしっかり勉強し直したい。』と。
動画を見ながら、観察ポイントのアドバイスをし、
『立脚後期の足関節底屈が少ない、歩幅が小さい、一側下肢が常に外旋位、接地時に足部が内反位、等々』、
歩行観察で確認できた所見を次々と挙げていきました。
それらに対して、アプローチ方法をアドバイスしました。
今後の変化が楽しみです。
『今まで歩行観察をしっかり行えていなかったため、観察ポイントが曖昧だった。これから気になったところを箇条書きにしてみます』と。
次のステップは、
『何故、このように歩かなければならなかったのか?』、
『このように歩くことで他の部位にどのような影響が出ているのか?』
を考えていくことです。
世間話を含め、気がつくと30分オーバー。
『また、利用します』との言葉をいただき、終了しました。
職場では、理学療法士がいるにも関わらず、『忙しそうで聞くに聞けない』そうです。
そういう方のためにこの相談会があります。
ご利用ください。