7/6 Creative-Sports主催 腰部骨盤帯徒手療法コースセミナー 第1回開催
7/6(土)Creative-Sports(理学療法士:久保田正一氏)主催の腰部骨盤帯徒手療法コースセミナー(第1回)が福岡市博多区(エイムアテイン貸会議室)で開催されました。
このコースセミナーは、2カ月に1回のペースで全6回行われます。約1年かけて病態・機能解剖から触診、評価、治療まで系統的に学びます。2008年から続く、息の長いセミナーで、多くの理学療法士、作業療法士、柔道整復師に参加していただきました。また、このセミナーを機に他のセミナーに参加し、スキルアップした方も多数おられ、徒手療法の登竜門として位置しています。
主催者の久保田正一先生とは、彼が学生の時の臨床実習指導者をして以来の付き合いで二十数年になります。当初から野球に携わりたいとの志を貫き、夢を実現させた素晴らしい人物だと尊敬しています。
今まで単発でのセミナー開催をしていた頃に、久保田先生からコースでゆっくり、しっかり学んでいくセミナーを開催したいと打診され、現在に至っています。その当時、コースで行っていたセミナーは皆無だったので新鮮味があったのでしょう。かなり多くの方に参加していただきました。第1回は2時間半の内容でしたので、時に100名を超える参加者もあり、会場を久留米市民会館にしたこともあったほどです。
その後、多くのセミナーが乱立し、同日に複数のセミナーが開催されているため参加者が分散している中、職場の先輩が後輩へと勧め、スキル向上を目指す若い理学療法士・作業療法士が参加しています。
その人たちの思いにしっかりと応えていかなければと。
さて、本コースセミナーの第1回は、腰痛の病態・機能解剖を2時間でイントロダクションとして話をしました。
腰痛を生物心理社会的症候群として捉え、運動器と脳の不具合のどちらが優位になっているのかのアセスメントの紹介、Cognitive Functional Therapyの進め方などを説明しました。
また、運動器の問題として原因組織を把握することも重要で、組織に微小な炎症が繰り返し起こり、神経に感作が生じることで静的安定機構および動的安定機構が破綻、不安定に陥る。これが更に炎症を惹起させていく。そのため、椎間板、椎間関節、仙腸関節、神経、筋の解剖学的・運動学的特徴を説明しました。
終了予定時間を15分ほどオーバーしたにも関わらず、しっかり聴講してくださった皆さんに感謝申しあげます。
今後の予定です。 皆さんの参加をお待ちしております。
第2回 『触診』(2019.9.1.)
第3回 『骨盤帯の評価』(2019.10.27.)
第4回 『腰椎の評価』(2020.1.19.)
第5回 『モビライゼーション』(2020.3.1.)
第6回 『モーターコントロール』(2020.5.17.)