10/20 Origin主催 頸椎セミナー 第4回(熊本)

2019年10月21日

セミナー ブログ

10/20(日)熊本市、Origin主催(整形外科井上病院/井上整形外科クリニック)の頸椎セミナー 第4回を九州中央リハビリテーション学院にて開催いたしました。

第3回(8/4)から約2ヶ月半ぶりの開催でした。
本来ならば、9/20に開催予定でしたが、台風が九州に接近・上陸するとのことでお借りしている施設の閉鎖ならびに参加者の安全を考えて中止となりました。

第4回のテーマは、

Mobilization

Physiological Mobilization、Accessory Mobilization、神経症状に対するモビライゼーションを中心に行いました。

モビライゼーションの手技を行う前の約束として、

まずは、段階づけ(グレード)を手指のMP関節の離開(Traction)を使って再確認。

痛みの軽減を目的とする場合、グレード1、2を。
可動域改善を目的とする場合、グレード3、4を。

Physiological Mobilization

椎間関節の後下方滑りおよび前上方滑りを改善する方法の実技指導。
それから上位頸椎に対しても。
筋の緊張状態を考慮してリリースの方法も指導。
事前に復習していたようで皆さん上手にできていました。(時間がかかるだろうなと予想していたので、これにはびっくり・・・)

Accessory Mobilization

P-A pressure(後方から前方へ加圧)を下位および上位頸椎に分けてそれぞれ行なっていきました。
関節面の形状や動きを周りの参加者とディスカッションしながら、一生懸命取り組んでいましたが、加圧(Pressure)の程度は強く、翌日が心配になるほど。

神経症状に対して

頸部痛に伴う頭痛や上肢への痛み等に対してのアプローチとして、順に
①軟部組織のリリース、②P-A MobilizationやTraction、③Slider 手技、④Lateral Glide Mobilization、⑤Disc A-P Mobilization を実施する。
特に上肢の痛みに対しては、過剰に反応しやすいため慎重に状態を観察しながら進めてほしいと思います。

第4回を終えて

今回は、前述したように前回からの期間が長く、復習を含めて時間がある程度オーバーするだろうなと予想していたにもかかわらず、最小限の延長(30分)で済んで安堵しています。(あまり延長は好ましくないとはいつも感じています)
事前に復習していただいたことで円滑に進むことができました。
ありがとうございました。
いつもは休憩時間を取るようにしているのですが、今回ばかりは全く取れませんでした。すみません。私自身、少々焦っていたのでしょう。

運営に携わっていただく、髙村先生・上島先生・西村先生・岩崎先生に感謝申しあげます。事前準備から送迎まで、私が話しやすい環境を作ってくださり非常に助かっています。ありがとうございます。
次回が最終回(12/15)になります。
次開催まで長いですが、また復習をお願いします。