11/10 リハビリ屋主催 腰椎コースセミナー in 大分 ③

2019年11月12日

セミナー ブログ

11/10(日)リハビリ屋主催(長崎・大村市)の腰椎コースセミナー in 大分(第3回)を黒木記念病院(別府市)にて開催いたしました。

別府へのJRでの移動の際、列車遅延により到着が30分超遅れるハプニング。なにより開始時間に間に合って一安心。

第3回のテーマは、

腰椎の運動検査

他動的生理学的分節間運動検査(PPIVMs)、他動的分節間副運動検査(PAIVMs)、そして神経動的テスト(Neurodynamic test)を行いました。

PPIVMs

屈曲・伸展、側屈、回旋をそれぞれ行なっていきました。
プラットホームベッドのため、屈曲・伸展の検査手技には大変苦労されていました。
私も次の日には大腿部に筋肉痛が…。少しだけ、デモしただけなのに。

棘突起間の触診がしっかりできていたので、あとは下肢の動かし方と棘間の動きを触知できることが必要となります。
どうしても下肢を動かすことばかりに気を取られ、棘間の動きの触知を疎かになっていることが見られていました。

回旋のPPIVMsにおいては、骨盤の回旋で操作するため実際体幹のどちらの回旋かを把握しておかなければなりません。
検査の途中、立位になって骨盤を回旋してどちらの回旋かを確認している光景が見られていました。

PAIVMs

セントラルP-A、ユニラテラルP-Aを中心に行っていきました。
評価を確実なものとするためにしっかりとした加圧方法が大事になります。
手の置き方、圧のかけ方、そして加圧後にゆっくりとした反発力を感じていただきました。
加圧の際の体重移動を間違えないように。

ここで、午前終了。予定より30分遅れ。『しまった。・・・』
さらに、お昼のお弁当(鶏づくし)の量の多さにびっくり。

Neurodynamic test

お腹に重みを感じつつ、午後から神経系の評価。

硬膜、神経根・神経叢、末梢神経の鑑別が重要です。
『二関節ルール』忘れずに。
また、神経系の問題なのか、筋の短縮の問題なのかを鑑別できるように。
そして、神経の走行・触診を意識して欲しいと思います。

第3回を終えて

午前は30分オーバーしましたが、なんとか最終的に25分オーバーで済みました。
スタッフとして参加していただいた先生方のサポートのおかげです。
ありがとうございます。

今回も前回に引き続き、サポートしてくれる先生方にプレゼンをお願いしました。前もって予習していただいて、いざ本番で堂々とプレゼンしていました。(緊張感を表に出さなかったのは素晴らしい。)
インプットすることも大事ですが、アウトプットすることで更に知識が深めていくと思っています。
今回もこのような取り組みをすることで、先生方の成長を感じています。
次回も宜しくお願いします。(今回で懲りて逃げないようにお願いします。)
今回、参加してくださった皆様も、ぜひこの取り組みを理解していただき、私も・・・と思う方が出てくれることを願っています。

会場を提供していただいた黒木記念病院のスタッフの皆様、猿渡整形外科の岡本先生、アシスタントの先生方、そして参加していただいた先生方、ありがとうございました。
次回も宜しくお願いいたします。

次回(第4回)は、12/8(日)、大分記念病院での開催です。
テーマはMobilizationです。
またの参加をお待ちしています。