11/10 リハビリ屋 脊柱セミナー 腰椎編 in 長崎(大村)⑤

2024年11月12日

セミナー ブログ

11/10(日)リハビリ屋主催(長崎・大村市)の脊柱セミナー腰椎編 in 長崎(大村)第5回を有料老人ホーム泉の里3号館(長崎県大村市徳泉川内町829)にて開催いたしました。

今回のテーマは、Motor Control

前日の土曜日は、19期生の卒後セミナー(2時間)の講師、その後の懇親会参加(早退)と少し帰宅時間が遅くなり、睡眠時間がやや削られましたが、予定通り会場に30分前に到着。そして定刻の9:30より開始。

腰部・骨盤帯の不安定テストの代表的な Load Transfer Test(荷重伝達テスト)であるActive SLR test に必要な知識として、多裂筋・腹横筋について話を。

休憩後、Active SLR test の実施。
評価のポイントや解釈の方法を伝授。

その後、下位肋骨の触診、横隔膜テストを経て、

多裂筋の促通、トレーニング。

ここで今までのセミナーにはなかった、新兵器、振動刺激の導入(リバイブ2)

下肢を後方に挙上する際、骨盤の側方移動や回旋が見られたが、アキレス腱移行部に15秒程度の振動刺激(25〜35Hz)により骨盤の代償が減少した。
(エビデンスと言えるものはないが・・・)
(症例数を増やし、確固たるものを作りたい。適切な周波数や刺激時間、刺激部位など)

次に、腹横筋。

背臥位、四つ這い位でのドローインでの腹横筋の触知のポイントを説明。トレーニングの実施へ。

腹横筋の触知が難しい、または腹横筋が働いていないのでは、などなど・・・。

そこで、骨盤底筋群のリリースや横隔膜のリリースを。

骨盤底筋群のリリース後、腹横筋の収縮が確認できたとの声が至るところで。

昼食休憩へ。
本日のメニューです。

昼食後、

またここでも、振動刺激(リバイブ2)を。

今回、上肢挙上の際、手背部に当ててみたところ、主観的ではあるが有用な結果を確認することができた。(今後検討していこう)

本日、最後のテーマ、Motor Control。

痛みによって、間違った運動プログラムやボディースキーマが出来上がるため、これを改善する方法として、Motor Control exercise を。

腰椎・骨盤を中間位に保持した状態での四つ這い位で、その位置をキープしたまま前後に動くエクササイズでは途中で骨盤が後傾したり、腰椎が伸展したりと代償運動が生じるのを見逃さない。

そして、姿勢管理も Motor Control exercise として。

正しい姿勢を指導することが多裂筋や腹横筋の促通にも繋がることから、良好な姿勢管理も忘れないようにして欲しいものです。

今回はここで終了。終了時間は15:10。

次回(12/8)の第6回(最終回)は、胸郭や股関節への影響について話します。

腰椎セミナーの最後の締めです。最後までお付き合いください。

今回も、主催のリハビリ屋代表の冨永先生、猿渡整形外科スポーツクリニックの岡本先生(リバイブを多数用意してくれて)、他スタッフの皆様、そして参加者の皆様、ありがとうございました。

皆様方の熱心な受講態度に改めて感謝申しあげます。とても楽しく話すことができています。(対面でのセミナーはやはり良いですね)
次回もよろしくお願いいたします。

(付記)
小倉までの帰路、鳥栖 JCT 〜 太宰府 IC まで多久 IC を過ぎる頃は事故渋滞 7kmだったのが、東背振 IC を通過する頃には15 km と。結局、太宰府 IC を通過するのに30分を要しました。早く終わったのに帰宅時間は18:20と前回と変わらず。(仕方ないですね)