6/8 リハビリ屋 脊柱セミナー 腰椎アドバンス編 in 長崎(大村)②
6/8(日)リハビリ屋主催(長崎・大村市)の脊柱セミナー腰椎アドバンス編 in 長崎(大村)第2回を有料老人ホーム泉の里3号館(長崎県大村市徳泉川内町829)にて開催いたしました。
5月に開催する予定でしたが、諸事情により1ヶ月延期しました。
奇しくもこの日から九州北部地域は梅雨入りとなり、久しぶりの雨男?(本人は思っていません)再来です。
今回のテーマは、”motor control アドバンス編”
昨年11月に開催した腰椎編(第5回 motor control)のアドバンス編です。
内容は、①不安定性の評価、②inner unit muscle、③段階的トレーニングを中心に行いました。
①不安定性の評価では、neutral zoneや荷重伝達機構について説明し、今回は恥骨結合の重要性を実技を通して確認しました。
その後、荷重伝達機構の代表的な評価であるactive SLR testについて、local muscleであればどの筋が機能していないのか、outer muscleであればどの筋が過剰に作用しているのか、また抑制されているのかを細かく評価しました。
②inner unit muscleでは、腹横筋が働くためには横隔膜や骨盤底筋群についての知識が必要であり、骨盤底筋群の評価や促通方法を紹介し、実技を行いました。
ここで昼食休憩。
6/8は主催者である冨永先生のBirthdayが関係しているのか? 今までの昼食内容と違うメニュー(豪華な串カツ弁当)でした。(デザート付き)
この歳になってこの量はきつかったです。笑
お腹いっぱいになったところで午後から横隔膜のリリースを行うと、参加者から声が・・・?。『昼食後は辛い。出そう・・・』
横隔膜の促通のための呼吸法や胸横筋のトレーニングを行い、横隔膜や骨盤底筋群の促通により腹横筋を活性化することができることを伝えました。
この日の最後は③段階的トレーニング、motor control exercise
Rocking backwardやRocking forwardなどを行いました。しかし、pelvic tiltでは後傾運動が下肢の代償(膝屈曲)を伴いながら行っている方が多かったのが印象的でした。これでは患者様には伝えることはできないだろうなと。
今回のセミナーを終えて
今回をもって、昨年7月から開催した腰椎セミナー(全6回)がアドバンス編(2回)も含めて計8回終わりました。(1月〜3月、5月休止)
全回すべて参加された参加者の皆様ありがとうございました。月1回(第2日曜日)、貴重な休日を自身のスキルアップに繋げようと自己投資する姿勢は非常にありがたいと思っています。
会場は長崎県大村市にもかかわらず、遠くは大分市や長崎県内でも平戸市や五島市、島原方面から多くの方の参加がありました。
今回のセミナーはコロナ禍で入職した現職者にしっかり触れることを目的に実施しました。したがって参加者の多くは新卒1〜3年目の方が多いのが特色でした。中には何度と私のセミナーに参加してくれたリピーターの方もいらっしゃいましたが。そのリピーターの方が新卒の方に教えることで自身の技術の向上になっているとの声も聞けました。
今回、初めて全回を通して学生さんが参加してくれました。実習の最中なのに。
参加者も代わる代わる学生さんに丁寧に教えている姿を見て、学生さんはいい経験したなと感じました。これもセミナーの醍醐味だなと。
2020年から休止していたので、当初から『参加者がいるだろうか』と不安に思っていましたが、20名を超える参加者がいたことで安堵したのを覚えています。(徐々に減少していったのは残念でしたが)
8月からは胸椎・胸郭セミナーが始まることになっています。(全6回)
リハビリ屋のセミナーでは久しぶりに開催されます。乞うご期待。
今回も参加者が少なかったにもかかわらず、開催していただいたリハビリ屋代表の冨永先生、手弁当でいつも参加していただく猿渡整形外科スポーツリハクリニックの岡本先生、八女の樫尾先生、平戸の川尻先生に感謝申しあげます。また、全回参加された皆様に改めて感謝申しあげます。