7/20 頸椎セミナー in 熊本④
7/20(土) 熊本市、鶴田病院の理学療法士、中川翔太先生率いる勉強会、頸椎セミナー第4回目を九州中央リハビリテーション学院にて開催しました。
第4回目のテーマは、
モビライゼーション
Physiological Mobilization、Accessory Mobilization、神経症状に対するモビライゼーションを中心に行いました。
モビライゼーションの手技を行う前に
まずは、段階づけ(グレード)を再確認。
手指のMP関節の離開(Traction)を使って。
痛みの軽減を目的とする場合、グレード1、2を。
可動域改善を目的とする場合、グレード3、4を。
皆さん、膝を突き合わせて行なっていました。
Physiological Mobilization
椎間関節の後下方滑りおよび前上方滑りを改善する方法の実技指導。
加圧(Pressure)の程度に悩んでいました。結構、皆さんの力が強い・・・。
Accessory Mobilization
P-A pressure(後方から前方へ加圧)を下位および上位頸椎に分けてそれぞれ行なっていきました。
上位頸椎の関節面に少し戸惑い、骨標本を確認し、実施している姿勢に「自分のものにしたい」という真剣さが伝わる。
神経症状に対して
頸部痛に伴う頭痛や上肢への痛み等に対してのアプローチとして、順に
①軟部組織のリリース、②P-A Mobilization、③Slider 手技、④Lateral Glide Mobilization、⑤Disc A-P Mobilization を実施する。
特に上肢の痛みに対しては、過剰に反応しやすいため慎重に進めてほしいと思います。
今回は、翌日も熊本でのセミナーのため宿泊することとなっていたことが幸い(?)、終了時間を大幅にオーバー(40分)し、参加者の皆さんにご迷惑をおかけしました。
台風の影響による雨にも関わらず、参加していただきましてありがとうございました。
次回、8/24(土)が最終回(第5回)となります。
テーマは、「筋機能評価・運動療法」です。
よろしくお願いします。