10/27 Creative-Sports主催 腰部骨盤帯徒手療法コースセミナー(第3回)
10/27(日)Creative-Sports(理学療法士:久保田正一氏)主催の腰部骨盤帯徒手療法コースセミナー(第3回)を福岡医療専門学校(福岡市早良区)にて開催いたしました。
今回のテーマは、
自動運動検査・骨盤帯の運動検査
第2回の“触診”をベースに、午前は自動運動検査、午後は骨盤帯の運動検査を行いました。
まずは、各々、屈曲、伸展、側屈、回旋それぞれの運動パターンを観察。
その後、矯正運動パターンを行わせ、どの部位の動きが少ないのか、多いのかをそして、運動パターン(特に運動の優位性)を比較していきました。
日頃から何気なく行っている動作をこんなにもダメ出しされたのは滅多にないことだと思います。しかし、本来あるべき体幹の可動性を骨盤の過剰な動きや股関節優位な動きで代償することを感じていただけたのではないでしょうか。
観察眼を持って動作を診て欲しいものです。
前屈動作の観察では、いつもに増して主催者の久保田先生の絡みがすごく、タジタジになる場面もあり、午前終了の予定時間をオーバーしてしまいました。
たまに久保田先生のスイッチが入ると、大変ですね。笑
午後からは骨盤帯の運動検査。
前回の“触診”が生かされます。
位置テスト
立位および臥位での触診によって、抗重力筋の影響なのか、骨盤(仙腸関節等)そのもののズレなのかを判断していきます。
ズレがあれば、ここで修正します。
骨盤帯のズレがないことを前提として、次の検査へ。
Dynamic Test
前屈テスト、Gillet’s test、Stork testを紹介・実践し、テストの意義を実技を通して理解していただきました。
参加者の中には、片足立ちができない人も・・・。(片足立ちの際、骨盤を挙上にて行う人も。)
その時は壁などを使ってください。(PSISの下方への移動量をみたいので)
徒手的検査
検査を確実に行うために、固定・動きの誘導などのハンドリングの重要性。
今回は動きに集中していただくため、可能な限りセラピストの操作を少なくして(下肢屈曲位を枕等を使用)行いました。
圧の方向を間違えないことに重点を置き、動きを確認することが思ったより良かったので、今後はこの方法もありかなと思っているところです。
第3回を終えて
午前は時間オーバーし、午後から果たして予定通り終了するのかと思っていましたが、最終的には20分オーバーで済みました。一安心でした。
参加者が少なかったのが功を奏したとは思います。
しかし、主催者としては赤字・・・。甚だ申し訳ないです。
帰りの地下鉄での移動。
歳を取ったのでしょうか。
『昔は、参加者が多かったね。第1回なんか、久留米の市民センターのホールを借りたくらいだったのにね・・・。』
この“腰部骨盤帯徒手療法コースセミナー”は2008年から続いています。
もう11年目に突入しました。
息の長いセミナーということは、それだけ歳を重ねてきた証でもあります。
『実技を時間かけて行いたい』との趣旨で始めてきました。
しかし、情報過多の時代、セミナーのあり方も変容しなければならないと改めて実感しています。『時代に乗り遅れたかな・・・』と。
『セミナーに参加したくなるセミナー』
答えが出るかわかりませんが、硬い頭を柔らかくして考えていきたいと思います。
しかし少なからず希望者がいるので、その人達のためにもなんとか貢献できたらなと思っています。今後も頑張っていきます。
会場を提供していただいた福岡医療専門学校、Creative-Sports代表の久保田正一先生、そして参加していただいた先生方、ありがとうございました。
次回(第4回)は、年が明けた2020年1月19日(日)『腰椎の評価』です。
宜しくお願いいたします。