12/8 リハビリ屋主催 腰椎コースセミナー in 大分 ④
12/8(日)リハビリ屋主催(長崎・大村市)の腰椎コースセミナー in 大分(第4回)を大分記念病院(大分市)にて開催いたしました。
大分へはJRで移動しますが、日曜日の朝7時前というのになぜこんなに人がいるのか? 電車到着。なんと満員、それも平日でも見られない密閉状態。なぜだ???。
この日は陸上自衛隊築城基地での航空祭。
特急ソニックでも普段は停まらない築城駅に臨時停車。おそらく自由席は乗車率120%はあっただろう。駅のホームは改札口へと長蛇の列。『すごいな、航空祭。老若男女、こんなにも好きな人がいるんだなあ。』
築城駅を過ぎると、特急ソニックはいつもの日曜日の朝の光景に。
大分駅に約10分弱遅れて到着。
セミナーが始まりました。
第4回のテーマは、
Mobilization
今回からアプローチ編となります。
骨盤偏位に対するMobilization、腰椎に対するMobilization、神経系に対するMobilizationを行いました。
骨盤偏位に対するMobilization
①寛骨の前方・後方回旋、②前方・後方移動、③up slip・down slip、④アウトフレア・インフレア、⑤仙骨P-Aをそれぞれ行っていきました。
今回も長崎からのアシスタント3名にプレゼンを行っていただきました。
回を重ねるにつれ、プレゼン能力が上手になっていくのを感じつつ、ほぼお任せしてしまい、私は見守るだけで手を抜かせていただきました。笑
ハンドリングなど圧のかけ方、グレードを増すためのポジショニングなど、細かい点に注意を払いながら見ていきましたが、参加者が上手になっていることを実感しました。ベースができていたら後はどんな手技にでも対応できると思いますので練習を重ねてもらいたいものです。
腰椎に対するMobilization
屈曲・伸展・側屈・回旋のPhysiological Mobilization、P-A Pressureを主体としたAccessary Mobilizationを行っていきました。
中でも、Rotary techniqueは腰椎から生じる疼痛に対して効果的であるためぜひ下肢の放散痛を有する方に使っていただきたいと思います。
ただし、疼痛緩解を目的にしますのでグレードはⅠまたはⅡで。
神経系に対するMobilization
①オープナー、②クローザー、③スライダー、④テンショナーのそれぞれの手技を選択する際、効果・目的を把握しておくことが重要です。
神経の滑走障害や絞扼症状がある場合、閾値が低く、痛みに敏感になっていることが多いため、アプローチ一つで症状の変化が良くも悪くもなる恐れがあります。慎重に進めてください。
第4回を終えて
今回からアプローチ編としてMobilizationを行いました。
参加している方の上達は目まぐるしいものです。
臨床1・2年目の若い先生、全く徒手療法に縁の遠かった作業療法士の先生。
しっかりと学ぼうという姿勢、こちらもいい刺激を受けています。
この歳で言うのも何ですが、まだまだ成長していきたいと。
皆さんと共に頑張っていきたいと思います。
会場を提供していただいた大分記念病院のスタッフの皆様、リハビリ屋の冨永先生、ハートリハソラの大平先生、猿渡整形外科の岡本先生、アシスタントの先生方、そして参加していただいた先生方、ありがとうございました。
次回も宜しくお願いいたします。
次回(第5回)は、1/26(日)、黒木記念病院での開催です。
テーマはMotor Controlです。
またの参加をお待ちしています。