9/13 リハビリ屋 脊柱セミナー 頸椎編 in 長崎(大村)④

2026年09月15日

セミナー ブログ

9/13(日)リハビリ屋主催(長崎・大村市)の脊柱セミナー頸椎編 in 長崎(大村市)第4回を在宅型有料老人ホーム泉の里3号館(長崎県大村市徳泉川内町829)にて開催いたしました。

来週のシルバーウィークの前週ということで控えているのでしょうか、高速道路の交通量はそれほど多くなく、順調に長崎に向かうことができました。長崎道に入り東脊振ICを過ぎたところで車両火災により30分ほど停止することになりましたが、開始時間には間に合うことができました。

第4回は「徒手的検査(神経系・姿勢管理)」です。

第2回から続いた評価・検査シリーズが今回で最後です。
3回分も評価・検査に費やしました。

午前は頭痛の部位や上肢の痛み等に対して頸神経叢や腕神経叢等をどう評価するのかを硬膜、神経根、末梢神経と順に検査方法を実施します。

午後は姿勢管理として頸部の固有受容器や眼球運動に関連する反射系を理解し、その代表的な検査を実施します。

それでは午前の内容から振り返ってみます。

Neurodynamic test は①神経の緊張状態の把握、②神経の圧迫状態の有無、③神経の滑走が可能かどうか、④神経内の血流状態は良好かどうか、⑤炎症状態の有無、⑥機械的な感受性が敏感状態かどうか、等々の評価が可能です。

上肢に関わる、正中神経、尺骨神経、橈骨神経をそれぞれ触診し、その位置を確認することにします。

正中神経の触診部位として、①上腕部、②肘窩部、③手根部

尺骨神経の触診部位として、①上腕部、②肘部、③小指球

橈骨神経の触診部位として、①上腕部(三頭筋裂孔、三角筋粗面)、②腕橈関節、③タバコ窩

1時間半くらい触診に時間をかけました。
皆さん真剣そのものです。(神経を触診する機会って少ないのかも)

Neurodynamic test として、他動的頸部屈曲 Passive Neck Flexion です。
硬膜の可動性の評価です。
頸部全体を屈曲する方法もありますが、私は上位頸椎の屈曲だけの評価を示しました。併せて応用も。
可動性ももちろんですが、頭痛の有無・部位も重要な要素です。

次は、腕神経叢です。
肩関節外転・外旋、肘屈曲、前腕回外、手・手指伸展位にてゆっくり肘を伸展します。応用として頸部の側屈も。
可動性や痛みのみならず、どの部位に痛みが生じているかを確認します。

次に、末梢神経です。
正中・尺骨・橈骨神経、それぞれを評価します。(詳細は省略)

午前はここまで。お昼休憩です。

午後の部です。
頸部の固有受容器、眼球運動のコントロールの代表的な検査方法を行なっていきます。

関節位置誤差テスト Joint Position Error です。
頸部痛や頭痛は運動制御に影響を及ぼすことは多くの研究者で報告されており、頸部深層屈筋・伸筋の弱化が明らかになっています。
参加者の皆さんもチャレンジしていただきました。

次は、円滑眼球追跡テスト Smooth Pursuit Neck Torsion Test です。
頸部を固定して眼球を追跡させる検査です。
これは頸性眼反射のテストです。
頸部正中位と頸部回旋位で眼球追跡運動に差が出るかを評価します。
頸部回旋位で眼振やめまいなどの症状が出た場合には頸部の問題を指摘します。

次に、注視テスト Gaze Stability Test です。
視線を固定して頸部を回旋や屈曲・伸展する検査です。
これは前庭動眼反射のテストです。
眼振やめまいなどの出現をチェックします。

その他、眼球-頭部協調性テスト、バランス検査等の検査を行い、第4回の内容は終了しました。


まだ、終了時間の15:00には40分ほどありましたので、ここで徒手的検査3回分の復習です。
この復習会が・・・。(皆さん、忘れている!)
皆さんの焦った顔が・・・。
たまには復習する機会を作るのも必要と感じる瞬間でした。

徒手的検査シリーズはこれで終わりです。
次回の第5回は治療編になります。あと残り2回です。
10月は第3週の10/18(日)です。
参加希望の方は、こちらまで↓↓↓
rehabiliya@gmail.com 冨永(リハビリ屋主催)まで。
または、私まで↓↓↓
info@noguchi-atsushi.com まで。

今回もリハビリ屋勉強会主催の冨永先生、スタッフの川尻先生、ありがとうございました。
そして、参加された皆様、ありがとうございました。