8/9 リハビリ屋 脊柱セミナー 頸椎編 in 長崎(大村)③

2026年08月11日

セミナー ブログ

8/9(日)リハビリ屋主催(長崎・大村市)の脊柱セミナー頸椎編 in 長崎(大村市)第3回を在宅型有料老人ホーム泉の里3号館(長崎県大村市徳泉川内町829)にて開催いたしました。

7/28の令和8年熊本地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申しあげます。また、被災・避難された皆様に心よりお見舞い申しあげますとともに一日も早い復旧・復興をお祈り申しあげます。

8/9は長崎に原爆が落とされた日。
今年で81年。
学生時代に爆心地近くに住んでいた私にとっても8/9は大事な日です。
改めて原爆死没者への追悼と恒久平和を祈りたいと思います。

台風13号の影響は少なく安堵していましたが、世間は9連休中。
渋滞も予想される中、いつもよりは20分ほど早く出発。
古賀 SA は朝7時前というのに駐車場は満車。
(この先恐ろしくなりました。もしかしたら鳥栖 JCT 付近で渋滞かなと。)
長崎道を入ると交通量は多いもののスムーズに。
しかし、本日は長崎での平和式典。やはり車は多い。(警察車両も)
まだまだ暑さ厳しく、長時間の運転で体力の消耗をできるだけ抑えるために休憩をいつもより多く取るように心がけ、長崎・大村へと向かいました。

第3回は「徒手的検査(PPIVMs、PAIVMs、筋システム評価)」です。

6月の第1回の触診をもとに今回は徒手的運動検査を行います。

頸部痛、頭痛に関わる頸部の評価の流れを説明し、徒手的運動検査を行う前に必要な椎骨脳底動脈循環不全テストを行います。
今回は座位で簡単にスクリーニングテストが行える手法を説明いたしました。

次に、他動的生理学的椎骨分節間運動テスト PPIVMs です。
下位頸椎から
側屈にて下後方滑りと回旋にて上前方滑りを評価します。
動きの少ない部位(まとまってひと塊になって動きます)、過剰に動く部位等々を確認します。
その際重要なことは椎間関節の触知です。
しっかりと復習・練習されているのでしょう。指導することなくできておりました。しかし、注意点が一生懸命に触診をしていると頸部の屈曲が大きくなることがあります。ニュートラルなポジションを意識することに努めることです。

次に上位頸椎。
C0/C1、C1/C2 を行います。
ここでは徒手的操作が求められます。
乳様突起や環椎横突起、側頭部及び前額の把持、軸椎棘突起の固定、肘の使い方等々です。

次に他動的椎骨分節間副運動テスト PAIVMs です。
今回は下位頸椎のみ行いました。
(上位頸椎は治療編で行います。)
棘突起に対してセントラル P-A 、椎間関節に対してユニラテラル P-A を行います。
ポイントは、指先に力を入れず、腕を使って「しならせる」ようにゆっくりと圧を加えることです。
加圧した際、抵抗感を感じる部位や痛みを生じる部位を確認します。

午前最後は、椎間板のA-P です。
これは椎間板の触知が重要となってきます。
第一輪状軟骨から側方に頸動脈結節が触れます。気管をずらして内側に触れていく C5/C6 間の椎間板を触知できます。
その部位を非常に弱い刺激で圧を加えます。その際の反応を確認します。
あとは必要に応じてC4/C5間、C6/C7間等々触知し、圧を加えていきます。

午前の内容はここまで。
昼食休憩です。
美味しくいただきます。

午後からは筋システムの評価です。
Cranio-Cervical Flexion Test;CCFTです。
頭長筋、頸長筋の機能評価として用いられるテストです。
本来ならば、バイオフィードバック装置;スタビライザーを用いますが、今回は上位頸椎の屈曲の際に表層筋である胸鎖乳突筋が働いているのかを動作確認します。

屈筋群の評価に続いて伸筋群の評価です。
後頭下筋群と頸半棘筋です。
なぜ、頸半棘筋なのか?は頸部痛患者では頭頸部中間位において活動性低下がみられる(S O’Leary, et al. 2011)ことから着目しています。
パピーポジション、四つ這い位で行なっていきます。
固定する部位、抵抗を加える部位として、C2 棘突起が重要です。

休憩を挟んで、肩甲骨コントロールの評価です。
肩甲骨を前額面状に位置することができるかどうかの評価です。
徒手的操作を行い、その位置を保持することができるかをまず評価します。
可能であれば、自身でその位置に持ってくることができるか、両側で行うことができるかの評価になっていきます。
簡単そうに見えて、参加者の皆さんも苦労していました。

最後に、前鋸筋の評価です。
肩甲骨の安定化に関わる筋として、僧帽筋や前鋸筋があります。
僧帽筋については、第2回の姿勢評価において説明したため、今回は前鋸筋についての評価を行います。
パピーポジションや四つ這い位で、手で床を押して胸郭を持ち上げることができるかの評価です。ここでは代償運動に注意を払うことです。
これも簡単そうに見えて苦労されていました。

第3回の内容は以上です。
今回は予定終了時間の15:00ちょうどに終わりました。
こんなことは滅多にありません。良い時間配分でした。
喜ばしいことではありますが、参加者が手伝ってくれるスタッフ含めて7名と少人数だったことです。時間をかけて実技をできたことは参加者にとっては有意義だったと思います。運営側からすると申し訳ない気持ちです。
途中参加でも構いません。お気軽に参加してください。
参加者全員がセミナー講師となって皆さんをサポートしていただけます。
優しいセミナーですので勉強意欲のある方の参加をお待ちしております。
弁当も美味しいです。

次回(第4回)は、9/13(日)『神経系の評価、姿勢管理』です。
残暑が厳しいとは思いますが、よろしくお願いします。
参加希望の方は、こちらまで↓↓↓
rehabiliya@gmail.com 冨永(リハビリ屋主催)まで。
または、私まで↓↓↓
info@noguchi-atsushi.com まで。

今回もリハビリ屋勉強会主催の冨永先生、スタッフの川尻先生、ありがとうございました。
そして、参加された皆様、ありがとうございました。